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横浜・神奈川・湘南を中心に活動している建築設計事務所です。
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これらの建物は一連の建売住宅です。工事に責任がある施工業者は倒産して逃げてしまいました。住宅性能保証制度の保険が適用され 補修工事費の80%近くはこれで賄うことが出来ました。
外壁のモルタルにクラックが多数見られます。原因はバルコニーの手摺スリットや笠木からの雨漏れ。
基礎に上から茶色い染みが出来ています。壁の中に雨が浸入している証拠です。中の壁の木材はほぼ80%腐蝕していました。
小屋裏の中は湿気を抜く換気口が設置されておらず カビだらけ。柱にも腐蝕が進んでいました。健康にも悪い状態です。
外壁のモルタルに5センチくらいの穴を明け 壁の中を調査します。中の合板が腐蝕しています。
外壁の雨漏れ。怪しいところをスポット的に調査をします。水切鉄板の施工不良で雨漏れ 外壁合板が腐蝕しています。外壁合板は耐震上重要な要素です。
内壁からも壁のなかの具合を点検します。跡はコンセントプレートで仮に塞ぎます。
内壁側から中を点検。外壁の合板が雨漏れで腐蝕している。
調査で明らかなところは修繕工事で大掛かりに外壁のモルタルを剥がします。屋根の鉄板の掛かりが少ないため 雨が浸入しています。
外壁の至る所に雨漏れです。防水紙の質・窓周りの防水処理完全な施工不良です。
ユニットバスの天井点検口からも外壁の雨漏れの状況が確認出来ました。外壁だけでなく 被害は2階の床根太まで及んでいます。
外壁の腐蝕は予想以上。合板は素手でもはがせる状態。柱や床根太 梁まで腐蝕していました。構造躯体の腐蝕で ちょっとした地震でも倒壊する恐れがある状態です。
ピロティーの柱合板も柱も100%腐蝕 耐力は0でした。2階が落ちなかったことが不思議なくらいです。
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