建物も人間と同じ、定期的な健康診断が必要です。
今 何も不具合が無くても 遅くても10年目になる前に一度は診断を受けましょう。
屋根や外壁・窓周りからの雨漏れ、湿気による土台や柱の腐蝕具合など 一級建築士が専門的知識をもって 建物の劣化具合を調査します。
雨漏れや湿気となる原因を突き止めることは 建物を造る過程に精通した者にしか出来ないことです。
屋根や外壁の塗り替えをすれば 見た目はきれいになります。 雨漏れも一時的には収まると思います。
しかし 本当の原因部分がそのままであったり 目には見えない土台や柱の腐蝕をそのままにしておけば いずれどのようなことになるか想像できると思います。
○ 予備診断 (無料です。 口頭での報告になります。)
お伺いし 建物の図面 実際の壁・柱の位置 間取りを確認します。
ご心配されている内容をお伺いし 経年による劣化の進行度合い 雨漏れや壁のひび割れなどの実際の不具合状況を目視で確認し その原因を想定します。
本調査の必要性 方法 度合いを判断します。
また 簡易的方法で 耐震診断の必要性を判断します。
○ 劣化調査
*床下 天井裏などの柱や梁 構造躯体の劣化状況・屋根・外壁・内装材など 仕上げ材の劣化調査 給水・排水・設備機器・電気などの設備の現状を 現物目視・打診で調査し 修繕の必要性の評価をします。
*原則足場なしで手の届く範囲 既設の床下点検口・天井点検口から目視可能な範囲に限られます。
○ 調査・診断費用基本料:35,000(2階建て床面積100㎡まで) +面積加算(100㎡を超えた面積に対して)400/㎡
+3階建て加算5,000
+ 特別経費(遠隔地等特殊事情が有る場合)
+ 業務経費 + 一般管理費
消費税は含みません。
○不具合が有る場合の その原因調査(有料)
*サーモグラフィーによる異常温度調査
*散水試験による漏水調査
*含水率計による木材湿度調査
尚 1回の調査では終わらない場合が有ります
必要が有る場合には 壁や天井に 目立たないように簡易点検口を設置します。
非破壊検査や地盤調査など専門調査会社に調査の依頼をすることもあります。(別に費用が必要です)
耐震診断のご希望がある場合には 調査を同時に行います(有料)。
改修工事・リフォームをお考えの場合は 次に進みます。
○ 改修・リフォームの計画・工事の監理
(建築士業務委託契約を結んでいただきます。)
劣化調査の結果をふまえ 改修・リフォーム計画を作成します。
工事の範囲 方法を想定し これに掛かるおおよその概算費用を算定します。
耐震診断を同時に行なった場合は その結果から 補強計画を策定します。
○ 施工中調査
今までの調査で判明出来なかった部分の調査で 足場 高所作業車 建物の一部の破壊を伴うため 改修・リフォーム工事を行なうことが確定してから 工事の初期に行ないます。
一次調査での 修繕必要な部位・項目・範囲が広がることがあります。
○ 専門調査会社による 地盤調査や コンクリート部(基礎など)の非破壊検査(鉄筋探査・コンクリート強度テストハンマー検査等)が必要な場合は 別に費用が発生します。
○ 住宅以外・鉄骨造や鉄筋コンクリート造 非木造の場合にはご相談ください。